
あ「流石やなあ、これ何描いてんの?」
な「えっ、これ自分で考えたの!?」
れ「まるでプロの漫画家さんが描いたみたいです」
み「やよいちゃん、将来漫画家になれるかも!」

黄「私が漫画家……っ!」
本日の主役は黄瀬さん
お絵かきしていたらみんなに見つかりまして
するとべた褒め
あらあらまあまあ
現金なお嬢さんですこと
まあ、その直前には

見せるの嫌がってたんですけど
あ、あれ?
これってつまり……

あの頃から変わっていない……?
いやいやいや、
見せてと頼まれたら

ちゃんと見せるよ!
うんうん、これは黄瀬さん強くなってますね
よかったよかった
さて、漫画だそうです
これまでイラストしか描いていなかった気がしますが
イケるんじゃねと言われたら
そりゃ黄瀬さんだってイケるんじゃねと思います
男子「黄瀬、漫画描くの?」

男子「だったら漫画コンクールに応募すればいいじゃん」
すると隣にいた男子から差し出されるは

漫画雑誌の新人賞募集ページ
って、黄瀬さんを黄瀬呼ばわりするだなんて……!
れいかさん、とっちめてやってください!
まずは……そうですね、

漫画を先生に言いつけましょう
後押しをされて
道まで示してくれたのならば

黄瀬先生やっちゃうよ!
あれから、色々ありました
一度漫画を描くと決めてからは
まさに苦労の連続でした

どうすりゃええねん……
絵を描くのは好きだけど
漫画も読むのは好きだけど
じゃあ漫画ってどうやって描くんだろう
イラストとは力を入れる部分が違いますしね
動かして、読ませなきゃいけませんしね
一晩迷った結果、

とりあえず表紙から
子供の頃から自分の中で生きていたキャラ
『ミラクルピース』さんだそうです
ふむふむ、ずっと考えていたキャラがいるのは強みですね
さ、あとはそれを膨らませるだけ……
男子「まだ出来てないのかよ」

おま……!?
1日で描けとか無茶言うな!?
表紙を描いただけでも偉いだろう!
つまりちゃんとキャラを作ったって事なんだぞ!
ネームにもならない、適当にネタだけを書いて
結局、形にならなかった話なんて
世界中にどれだけあると思ってるんだ!
なんていう謎の嘆きを尻目に

何とか形になっていきまして
「今日もたったこれだけ」とガッカリする黄瀬さんの手には
ペン入れのされた原稿用紙が2枚
2枚も描ければ十分じゃないでしょうか
でもこのままじゃやべえ、どうしよう
なんて授業中に考え事をしていたら

先生に指されてアタフタしたり
要領が悪いと、他の事が出来なくなるもんね……
仕方ないよね……
更には
み「漫画描くの、私達も手伝うよ!」
あ「困った時はお互い様や」
な「プロの漫画家だってアシスタントがいるもんね」
れ「力になれる事があったら言ってください」

身内まで敵に……!(違)
いやだって、ねえ
アシスタントにだって一応選考はあるし
塗ればいいってもんでもないし
でもみんなに言われたら断りにくいし
れいかさんだけって訳にもいかないし
ええと、ああ、ほら

『ミラクルピース』みたいに1人で頑張りたいねん
何とか回避するのでした
しかしそのバチが当たったのか

インクどばー
あああ、ペン入れ1枚分……
睡眠時間を削ってまで搾り出した貴重な2時間が……
これは嫌になる……
無理矢理ノリノリで描いていたのに……
現実に引き戻されるのはキツイ……
もう止めたい、止めよう
するとそんな黄瀬さんの下へ現れたのは
神か悪魔か、

鬼編集でした

なんと手伝ってくれるのだそうです
このハイパーアカンベエ
どこかで見た事が……あっ!

ミラクルピースの敵じゃないですか!
つまり、リアルな動きを付けてくれると!
漫画のようなアクションを見せてくれると!
うわあ、鬼編集優しい!

ありがとうございます!
それじゃあお礼に

黄「プリキュアピースサンダー……」

黄「ハリケーン!!」
プリキュア……
ハリケーン……

まあ、色々ありましたが
何とか完成しまして

めでたし、めでたし
ん?
どうした?
おかしな事は何も無いぞ
お母ちゃんのお腹にはー
何が詰まっているのー

夢や未来が詰まっているのよー
どうやら……
ほ、ほほう、お父ちゃんが頑張った結果
家族がふえるのだそうで

やったねなおちゃん
大家族の、母親代わりをするのでしょうな
それをどうやって乗り越えるのか
次回、第42話
『守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!』
お楽しみに!
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以下、黄瀬拍手レスするの?
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